俺の名前は　勿忘草（わすれなぐさ）
こんなことを言ったら　反撃をくらいそうだけど
今　隣にいる彼女は　俺の２番目の彼女なの
俺　ちなみに４０代の　イケオジと認識しているよ

というか一体何人彼女いるかって？
それはね　３人
いいでしょ？　え？
その彼女たちは　そのこと知っているのって？
他の彼女の存在を　知ってるのかって？
そうだよ　みんなに伝えてるよ
俺の彼女には　みんな他の彼女を　会わせてるし
彼女を作るたびに
ねえ　新しい彼女を作っていい？
って聞いてるよ

え？　それ怒らないのって？
最初はぶったたかれたよ
だってそうだよね
浮氣してもいいって聞くんだから
当然　怒るよね

でもさ、彼女に俺の事
一生好きでい続けられるのか　どうか聞いたんだよ
こうやって　自分がもしも
明日君を　この両腕で抱きしめることが
できなくなったとしても　君は俺のことを
好きでい続けることが　できるかい？ってね
いつ何時　何があるか
わからないからさ　この世の中
明日も俺が　今の状態のままとは　限らないから

人間はいつも　同じ状態でい続けることが
できないから
変わりゆくのは　体も心も同じで
地球も　季節も　まわりの風景も　まわりの人も
みんなみんな　変わっていくのが当たり前なのに
自分の心だけが　変わらないことなんて
とても不自然なことだからね

だから　聞いたんだよ
そうしたらね　彼女が笑って　こう言ったのさ
そうね　今現在のあなたは好きだけど
明日のあなたは　好きでないかもしれないわね
そう思ったら　なんだかわたしも　
新しい彼を　作りたくなっちゃったな
って　さっさと新しい彼氏を　探してきたんだよね

で　なんで俺と別れないのかって？
それはこういうことなんだ
彼氏が一人より二人の方が　なんだか楽しいよね
まあ　こういうことなんだ

嫉妬せずにすむし　なんだか
ウキウキワクワクが　毎日続くみたい
え？　信じられないって？
そりゃあそうだ
でもさ　毎日楽しいよ。
彼女たちが　俺の悪口言いながら
笑いあってるの見たら
あ～なんだか　平和だなあ

もちろん　みんな
ほかにも　パートナーがいるんだよ
俺のこと　取り合うこともしない
むしろ　仲良く笑いあってる
それって　どういう氣持ちなんだろうってね

自分が　その立場に立ってみないと
わかんないでしょ？
君も　どう？
ずいぶん昔
こういった時代が　あったそうだよ